Q&Aと先輩の声
運輸業務従事者についてQ&A
Q1. 採用後はどのような業務に従事するのですか。
まずは駅務員として地下鉄の各駅に配置され、お客様の案内、自動改札機や自動券売機の監視、駅の管理などの業務を行います。
なお、勤務形態は、泊勤務を主体とした交替制勤務となりますので、例えば、午前9:50から翌日の午前9:50までの勤務のように24時間拘束される勤務が基本となります。
Q2. 乗務員(地下鉄運転手)の採用は行わないのですか。
乗務員としての採用は行っておりません。駅務員として採用後、一定期間の業務経験を積んだ後に、選考試験を実施し、養成研修を経て乗務員へ登用しています。
なお、乗務員の中から適性があると認められる方は、選考試験により運輸事務職として登用され、駅務・乗務部門の助役や指令部門、本局部門に配置されることとなり、その後は管区駅長等の責任職に任用される途もあります。
Q3. 交通局では、事務系、技術系の採用は行わないのですか。
運輸業務従事者以外の採用は、行っておらず、市役所の採用試験に合格され、事務系又は技術系で採用された方の中から人事異動で交通局に配属になります。
Q4. 駅務員になるための研修はありますか。
駅務員として配属される前に2ヶ月程度、研修を行います。
先輩の声
駅務員(平成30年度採用)
私は平成30年に運輸業務従事者として交通局に採用され、現在は駅務員として、駅窓口や改札口付近でのお客さまの案内業務や、身体の不自由なお客さまの乗降時のお手伝いなどの業務に携わっています。
入局するまで接客の経験はほとんどありませんでしたが、先輩職員の指導のおかげで日々成長できていると感じます。様々なトラブルが発生した際は大変ですが、お客さまから感謝の言葉を頂いた時には、とてもやりがいを感じる仕事です。また、駅務員の経験を一定期間積むと、乗務員・指令部門・本局部門などにも進むことができます。
私は将来、乗務員となること、そしてゆくゆくは指令部門で勤務することを目指しているため、これから更に経験を積み、よりステップアップできるよう成長していきたいと思っています。また、常にお客さまの安全・安心を何よりも優先するとともに、質の高いサービスの提供にチャレンジします。
乗務員(平成26年度採用)
私は平成26年4月交通局に入局し、約5年間駅務員として駅窓口で勤務していました。その後、乗務員になるため約4カ月間の学科講習を受講し、さらに先輩乗務員の指導のもと約6ヶ月間の列車運転操縦技能講習で運転操縦を学びました。そして動力車操縦者運転免許(電車の運転免許)を取得し、現在乗務員として勤務しています。
乗務員は列車の運転操縦をはじめ、扉の開閉操作・案内放送・異常発生時の対応を行っています。列車の運転は基本的に一人で行うため、何かが起きた時には瞬時に適切な対応が求められ大変な部分もありますが、福岡市民の通勤・通学や観光客の方々など、多くの方の交通の支えとなっていることにとてもやりがいを感じています。
まだまだ、知識も技能も先輩乗務員には及びませんが、先輩方や同僚達と情報を共有しながら吸収し、充実した生活を送っています。安全・安心・快適な地下鉄として信頼され、より多くのお客さまに利用していただけるよう先輩乗務員の方々のような乗務員のスペシャリストを目指して日々の業務に取り組んでいきたいと思います。
運輸事務(平成13年度採用)
私は、平成13年4月に運輸業務従事者として交通局に採用され、駅務員と乗務員を経験した後、乗務指導助役として七隈線乗務員の指導に3年携わり、令和2年の4月より運転課運輸指令にて勤務しています。
運輸指令は地下鉄空港線・箱崎線、七隈線全線の運行を一括管理しており、異常が発生した場合は、正確に状況を把握し、列車無線を介して乗務員に処置等の指令を行うほか、関係個所への連絡手配、全駅に対しても運行状況を発信するなど、迅速で的確な対応が求められます。安全を第一に、運行の早期回復を目指し、指令員一丸となって運転整理に努めています。
運行管理に携わる運輸指令員として、習得すべき知識、技術は専門性が高く覚えることがたくさんあります。指令員2年目である現在も、日々新しい知識や発見が得られ、もっと知りたい、もっとよくできるようになりたいと思い、そのためにはどうしたら良いか研究しながら業務を行っています。業務を通して様々な経験をし、自分自身も成長していけるやりがいのある職場だと感じています。
これからもお客さまに安心して地下鉄をご利用いただけるよう精進してまいります。