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お知らせ
地下鉄空港線・箱崎線新型車両「4000系」が2025年ローレル賞を受賞しました!
昨年11月に運行開始した地下鉄空港線・箱崎線新型車両4000系が鉄道友の会から2025年ローレル賞を受賞しました。これまで福岡市交通局では、昭和57年(1982年)に空港線1000系、平成18年(2006年)に七隈線3000系がローレル賞を受賞しており、3度目の受賞となります。
新型車両4000系 外観
6号車 フリースペース
1.受賞日
令和7年5月22日(木)
2.受賞車両
地下鉄空港線・箱崎線 4000系
3.受賞理由
4000系は設計コンセプトを「一人ひとりにやさしい移動空間」とし、各号車に優先スペースを設けるほか、6号車には子連れの方や大きな手荷物をお持ちの方が利用しやすいフリースペースを設置しています。また、世界で初めて本格導入した同期リラクタンスモータやリンク式片軸操舵台車など新たな技術も積極的に採用しています。これらをふまえ、シンプルな機能美の中に、新たなデザイン・技術をバランスよく搭載し、乗客の快適性に最大限配慮した次世代の地下鉄車両として高く評価されました。
[参考]ローレル賞とは
「鉄道友の会」が毎年1回、日本国内で営業運転を開始した新造および改造車両のうち、選考委員会の審議により、車両性能、デザイン(外形・室内)、製造企画および運用面などの諸点において優秀と認められる車両を選定し授与するものです。
<新型車両4000系の紹介>
4000系は、福岡市地下鉄空港線・箱崎線およびJR筑肥線を走行しています。
これまでに計3編成が運用を開始しており、令和9年度までに計18編成を導入する予定です。
開放的な車内
袖仕切りや荷棚、仕切戸にガラスを使用し、見通しのよい、開放感のある車内としています。
各号車の優先スペース
床と壁のカラーを青色に統一することで、一般のエリアとの区別を明確化しています。
フリースペースの大型窓
小さなお子さまや子連れのお客様が車窓を楽しめるように窓を拡大しています。
大型の案内表示
2画面で行先や路線図等の運行案内、1画面で広告やニュース等を表示しています。
同期リラクタンスモータ
世界最高レベルの高効率モータで、営業列車で本格導入したのは4000系が世界初となります。
リンク式片軸操舵台車
カーブに合わせて車軸が舵をきり、曲線通過時の走行安定性が向上し、走行音も低減します。