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激戦区・六本松で味わう一杯を求めて!―自家焙煎コーヒー店5選-

福岡市科学館が入居する複合商業施設「六本松421」の開業など、再開発以降にぎわう七隈線六本松駅周辺。かつては九州大学六本松キャンパスがあり、当時から人々の交流が盛んでコーヒー文化が根付いた地域です。カフェや喫茶店が多く集まる六本松エリアで、自家焙煎にこだわるコーヒー店をフィーチャーしていきましょう。

【利用する駅】六本松駅

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アイコン01COFFEEMAN Roasting & Planning Café

六本松駅より徒歩6分

日本一の焙煎士が豆を煎り分け理想的なコーヒーを提案

生豆を「0」として、ライトローストからイタリアンローストまで8段階の焙煎度合いを数値化し、コーヒーに詳しくない人にも分かりやすく、選びやすいようにしています。定番のコーヒーの焙煎度合いは3.8から7.8まで6種類あり、その内4種類がブレンドです。「ほろ苦でコクのあるバランスがとれた6.4(ロクヨン)ブレンドは、さまざまな人々が入り混じる六本松をイメージして作りました」とオーナーロースターの江口崇臣さんが教えてくれました。

COFFEEMAN~Roasting &Planning Café
江口さんは、SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)認定のコーヒーマイスター。2014(平成26)年に開催された焙煎技術の競技会JCRC(ジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ)で日本一に輝いた経歴を持つ。コーヒー豆(700円/100g~)
COFFEEMAN~Roasting &Planning Café
カフェ業界内で話題となっているというスリムな円錐型ドリッパーをいち早く導入。スリムな形状によって1杯分の粉でもろ過層が深くなるため、コーヒーの旨味が抽出しやすくなるという
COFFEEMAN~Roasting &Planning Café
手前から、コーヒー(ブレンド500円、シングルオリジン/ストレート600円)。シュトーレン(1スライス250円)のように、「マツパン」の期間限定パンをスライスして販売
COFFEEMAN~Roasting &Planning Café
カフェラテ(600円)など、エスプレッソを使ったドリンクもある
COFFEEMAN~Roasting &Planning Café
六本松の住宅街、以前紹介した「マツパン」から入った路地に店を構える

ハッケン!
「マツパン」のパンは持ち込みOK!

「マツパン」のパンは持ち込みOK!

「COFFEEMAN Roasting & Planning Café」では、「マツパン」で購入したパンを店内に持ち込むことができる。総菜系やスイーツ系など、パンの種類でコーヒーの焙煎度合いを変えてみるのもおすすめ

アイコン02小さな焙煎所 花待ち雨珈琲

六本松駅より徒歩6分

全国2位のドリップ技術で淹れる バリスタがいるコーヒー店

高品質なコーヒー豆であるスペシャルティコーヒーに出会ってから、コーヒー道にのめり込んでいったオーナーバリスタの安川佳織さん。豆のおいしさや個性を最大限に表現するため、浅煎りで自家焙煎したコーヒーが中心です。豆の違いはもちろん、焙煎後の日数や気温などの条件に応じて、湯温や抽出時間を調整しながら淹れてくれます。豆ごとに異なるフレーバー、酸味や甘味とのバランス、あと口の余韻を体感してください。

小さな焙煎所 花待ち雨珈琲
安川さんは2020(令和2)年(2022年に延期後開催)のハンドドリップ競技会JHDC(ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ)で2位。2023(令和5)年開催のJAC(ジャパン エアロプレス チャンピオンシップ)で3位となった
小さな焙煎所 花待ち雨珈琲
安川さん曰く、ハンドドリップは味のコントロールがしやすい抽出方法。コーヒー豆(756円/100g~)
小さな焙煎所 花待ち雨珈琲
手前から、コーヒー(シングルオリジン/ストレート500円※ゲイシャのみ800円)。クレメダンジュ(450円)は、ふわとろ食感のクリームチーズケーキ
小さな焙煎所 花待ち雨珈琲
店内はカウンター2席と壁際に4名ほど座れるベンチシートのみ。こぢんまりとした造りなので、安川さんとのコミュニケーションも楽しみ
小さな焙煎所 花待ち雨珈琲
間借り営業やイベント出店を経て、2020(令和2)年1月に実店舗をオープンした

ハッケン!
自宅でもおいしいコーヒーを淹れられるようになる

自宅でもおいしいコーヒーを淹れられるようになる

「小さな焙煎所 花待ち雨珈琲」が開くハンドドリップ教室(3,500円、要予約)では、豆の挽き方、湯温、抽出時間で味や香りがどのように変化するかを学べる。ほかにエアロプレス教室やコーヒー飲み比べ体験も実施

アイコン03Saredo Coffee

六本松駅より徒歩6分

たかがコーヒーと侮るなかれ 暮らしに寄り添う一杯

オーナーの権藤恒一さんは、「スターバックス コーヒー」で10年ほどバリスタとして働いていましたが、コーヒー豆の奥深さに魅了されて独立を機に自家焙煎を始めました。コーヒー豆はスペシャルティコーヒーで、品質を保つ冷凍・冷蔵貨物のリーファーコンテナで輸送する商社から仕入れているそうです。フレッシュなコーヒー豆の持ち味を引き出すように焙煎し、冷めても酸味の変化を楽しみながらおいしく飲めるコーヒーを提供しています。

Saredo Coffee
天上が高く、大きなガラス窓から光が差し込む明るい店内。店の奥には焙煎機も設置
Saredo Coffee
コーヒー(ブレンド550円、シングルオリジン/ストレート600円、クッキー付き)。フロランタン(220円)。コーヒーとお菓子がセットのフードペアリング(800円~)もある
Saredo Coffee
手前から、カフェラテ(630円、クッキー付き)、コーヒーパフェ(780円)
Saredo Coffee
コーヒー豆(650円/100g~)は、浅煎りから深煎りまで幅広くラインアップ。そのほかドリップバッグやカフェオレベース、オリジナルTシャツなどのグッズも販売
Saredo Coffee
七隈線六本松駅から国道202号をけやき通り側に進んだ別府橋通り沿い

アイコン04珈琲 美美

六本松駅より徒歩12分

昔も今も変わらない 穏やかな時間が流れる喫茶店

福岡のコーヒーシーンを語るうえで欠かせない1977(昭和52)年創業の老舗。全国から訪れるファンも多く、マスターである森光宗男さんは大勢のお客やコーヒー店のオーナーたちから慕われていました。宗男さんが亡くなったあとは、奥さまの充子さんがその味を引き継いでいます。コーヒー豆はモカの原産地であるエチオピアやイエメンから買い付け、中煎りから深煎りで焙煎。ネルドリップで丁寧に淹れる所作も美しいです。

珈琲 美美
ネルドリップは、コーヒーの油分を生かすことでまろやかな味わいと香りが楽しめる
珈琲 美美
手前から、コーヒー(ブレンド600円~、ストレート700円~)。7種類のドライフルーツがたっぷり入ったフルーツケーキ(400円)
珈琲 美美 珈琲 美美
アイスコーヒー(800円)は、ドリップしたコーヒーをシェイカーに移して氷の上で回転させながら冷やす
珈琲 美美
中央区今泉で創業し、大濠公園や護国神社に近い現在の場所には2009(平成21)年に移転した。喫茶スペースは2階で、1階ではコーヒー豆の焙煎と販売を行う。コーヒー豆(850円/100g~)

アイコン05トモノウコーヒー

六本松駅より徒歩6分

初心者からコーヒー通まで頼れる 自家焙煎コーヒー豆専門店

ティピカやブルボンなど、在来種を栽培している産地の農園で生産されたトレーサビリティが確かなコーヒー豆の販売店。スペシャルティコーヒーを中心に品質の高い生豆のみを仕入れ、こまめに焙煎することでいつでも新鮮な豆を購入できるようにしています。「私たちはコーヒーの抽出には関われないので、それ以前の良質な豆の仕入れと焙煎に全力を注いでいます」とオーナーロースターの友納理(さとし)さん。

トモノウコーヒー
コーヒー豆には割れたり欠けたりしたもの、未成熟豆、発酵豆、虫食い豆などがあり、このような欠点豆はコーヒーの風味に悪影響を与えてしまう。特に未成熟豆は生豆の状態より、焙煎後の方がはっきりとわかるので、よりおいしく味わってもらうため、取り残しがないかのチェックも含めて、焙煎の前と後にハンドピックで欠点豆を取り除く
トモノウコーヒー
コーヒー豆(600円/100g~)は常時20種ほど。そのほかコーヒー器具も取り扱う
トモノウコーヒー
コーヒーボックス(200g3袋3,980円~)。好みや予算に応じて詰め合わせできる
トモノウコーヒー
カフェスペースはなく、コーヒー(300円)はテイクアウトのみ
トモノウコーヒー
樋井川に架かる別府橋のそば。七隈線六本松駅からも、別府駅からもアクセスしやすい

※2024年1月22日現在の情報です

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