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博多旧市街 こだわりある個性派の空間 5選

寺社など歴史や伝統を感じさせる建物が残り、散策にぴったりな博多旧市街エリア。特に現在の大博通り北側の狭い路地のある通りには、伝統を受け継ぐ歴史ある老舗のほかに、ここ数年、個性的で魅力あふれるお店や、話題のショップが増えているのをご存知でしょうか。天気のいい休日に、博多の街歩きと一緒に、立ち寄ってみませんか。

【利用する駅】祇園駅・呉服町駅・櫛田神社前駅

プレゼント1日乗り放題の乗車券提示で特典がもらえる!

アイコン01酒舗 みねとこ

呉服町駅より徒歩5分

かつての博多の暮らしを伝える 築130年以上の町家を活用した酒どころ

下呉服町エリアにある「酒舗 みねとこ」。福岡大空襲の戦火を逃れて今に残る、築130年以上の建物を活用しています。曲線を描く太い梁や吹き抜けの天井など、今ではなかなか見られない、かつての住まいの姿を伝えます。そんな昔の町家で楽しめるのは青森県から空輸で届く、大鰐温泉もやしをたっぷり入れた「前祝鍋」。煮ても食感を損なわない、シャキシャキのもやしを豚バラ肉などと一緒に味わえます。そのほか、その日の食材でこしらえた、野菜を中心としたおばんざいも並びます。カウンターとテーブルだけのこぢんまりとした、常連客に愛される酒どころです。訪れる際はぜひ予約を。

酒舗 みねとこ
日没後には灯りがともり、しっぽりとした趣に。間口が狭く奥が深い町家の造り
酒舗 みねとこ
靴を脱いで上がるスタイル。お酒は日本酒や焼酎などもそろう
酒舗 みねとこ
「大鰐温泉もやし」が入った「前祝鍋」。料理付きのコース1人4,000円で、2人以上~。5日前までに要予約
酒舗 みねとこ
火を通してもシャキシャキの食感が残るめずらしい「大鰐温泉もやし」
酒舗 みねとこ
単品で好きなものを頼んでもOK。1人の予算は前祝い鍋コースとお飲み物で6,000円が目安

アイコン02光安青霞園茶舗「茶愉 青霞ちゃゆ せいか」 

呉服町駅より徒歩5分

茶の専門店に併設されたカフェで 極上のお茶体験を

江戸時代から300年以上続く老舗で、今日まで博多の町とともに歩んできた茶舗です。暖簾をくぐると現れるのは、マンションの一角とは思えないほどの静寂な空間。八女茶を中心にした茶葉や茶器などが並ぶほか、併設された喫茶「茶愉 青霞」では緑茶とお菓子のセットが楽しめます。イチオシは緑茶の最高級である八女茶の玉露で、生チョコやガトーショコラ、ういろうなど、手作りしたお菓子から好みで選べます。店の方が緑茶を目の前で丁寧に淹れてくれるサービスもほかではなかなか経験できないもの。お茶への認識が変わるほどの、最高の一服を堪能してください。

光安青霞園茶舗「茶愉 青霞」 
1716年(享保元年)創業
光安青霞園茶舗「茶愉 青霞」 
店内に併設された喫茶スペース
光安青霞園茶舗「茶愉 青霞」 
お菓子2つが選べるセットは935円〜。写真は「八女伝統本玉露プレミアム」で1,650円。菓子は抹茶生チョコレートとういろう
光安青霞園茶舗「茶愉 青霞」 
博多の銘品やお土産を集めた「博多旧市街セレクション(※1)」にも選ばれている「お抹茶生チョコレート」1,620円
※1 歴史、伝統、文化など博多旧市街の魅力を、「お土産」「体験」「宿泊」という3つのカテゴリーから選び、味わったり、触れたり、体験できる
https://yokanavi.com/selection/?a=430
光安青霞園茶舗「茶愉 青霞」 
荒茶を仕入れて選別からブレンドまで行う本格的な茶専門店でもある

アイコン03珈琲と麦酒

呉服町駅より徒歩5分

厳選した飲み物を片手におしゃべりしたい 下町の雰囲気のあるカフェ

「人が集まる場所をつくりたかった」と店主の姉川さん。寺に囲まれた上呉服町にある同店は、築100年以上は建つ民家を活用しています。コーヒーは九州ではまだ取り扱いが少ない、東京にあるコーヒー豆焙煎店から浅煎り豆を中心にセレクト。ビールは宮崎のひでじビールなどが並びます。昼夜構わず、好きなものを飲みつつ、気さくで明るい店主とのおしゃべりを楽しむのがこちらでの過ごし方。夕方には下校中の小学生が手を振る姿も見え、ちょっとノスタルジックな気分にも。昭和の公民館のようなあたたかい場所です。

珈琲と麦酒
1Fはカウンターが中心。2Fはランチも用意。昼過ぎには売切れることも
珈琲と麦酒
写真のコーヒーは550円。豆は東京の「SINGLE O」から仕入れる。自家製オレンジピールの風味がいいパウンドケーキは400円
珈琲と麦酒
博多区店屋町のあおぞらブルワリーなどのビールをそろえる
珈琲と麦酒
数種のシングルローストの豆のほか、オリジナルブレンドも用意
珈琲と麦酒
コーヒー専門店などで経験を重ねてきた姉川さん。建物にひと目惚れしたそう

アイコン04メゾンはこしま

祇園駅すぐ

博多伝統の箱崎縞を復刻! モチーフにした特製の菓子でティータイムを

正面は「箱崎縞」の衣服や雑貨を扱うショップ、奥に入れば小さいながらも落ち着いた喫茶スペースがあるユニークなお店です。「箱崎縞」とはかつて庶民の日常着として愛用されていた織物。「博多祇園山笠」の法被にも使われるほど身近にあったものでしたが、戦後の混乱のなかで途絶えていました。それらをわずかな資料から復刻させ、技術の伝承に一役買っているお店がこちらなのです。「箱崎縞」は生地が柔らかく、パンツやシャツ、ストールなど普段に使いやすいアイテムで展開しています。博多の伝統工芸に触れたあとは「箱崎縞」にちなんだ菓子とコーヒーでティータイムを楽しみましょう。

メゾンはこしま

左の箱崎縞の「箱ストール」は(中)サイズで5500円~。洗うたびに柔らかい肌ざわりに

メゾンはこしま
シャツやバッグ類もあります。定番の「はこパン」(1万3,750円〜)も履きやすいと好評
メゾンはこしま
喫茶スペースには北九州出身の画家・牧野伊三夫さんの絵がさりげなく架けられています
メゾンはこしま
「箱崎縞」をイメージしたバウムクーヘン「SHIMAプレーン」は420円。自家焙煎珈琲は550円
メゾンはこしま
小さな看板を目印に探してみてください

アイコン05オルガ・ル・ボン・ボンドーナツ 博多店

櫛田神社前駅より徒歩2分、祇園駅より徒歩5分

行列ができる人気のふわふわドーナツ店 空間から装飾までキュートがぎっしり

まるでフランスの街角にあるお菓子店に入ったかのような、オシャレでかわいい雰囲気。長崎県長与町に本店を構え、2023年12月に櫛田神社前駅近くにオープン、開店前から行列ができるほど話題の店です。お目当てのドーナツは、高加水率の生地を発酵させたもので、食べるとふわふわとなくなっていくような食感が特色。まずは「ベベドーナツ」などのベーシックな定番ドーナツでそのおいしさを味わってみてください。ほかにクリームやチョコ、フルーツなどをあしらったものや、厚焼玉子やポテトサラダなどを挟んだおかず系まで種類は豊富。奥の厨房で手作りされていて、毎日売り切れてしまうほど好評です。来店は午前中をねらいましょう。

オルガ・ル・ボン・ボンドーナツ 博多店
ベベドーナツ250円、ミルクチョコ363円。博多限定の明太子厚焼き玉子473円、ほか
オルガ・ル・ボン・ボンドーナツ 博多店
フランスのアンティークで飾られた店内。イートインもできる
オルガ・ル・ボン・ボンドーナツ 博多店
スタッフさんたちのかわいい笑顔とユニフォームにもご注目
オルガ・ル・ボン・ボンドーナツ 博多店
開店前から厨房で一個ずつ手作りされている。約30種~そろう
オルガ・ル・ボン・ボンドーナツ 博多店
女の子・オルガをモチーフにしたグッズもかわいい

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