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交通局のご案内

安全向上への取り組み

車両の安全への取り組み

車両基地での車両点検

  • 車両基地では車両が安全で正確に運行できるように、さまざまな検査や修繕を行っています。基地には車両の分解や組立など大がかりな検査をするための検査設備や天井クレーンのある工場棟、保安装置の点検や消耗部品の交換を行う検車庫、クーラーやパンタグラフの屋根上機器検査場、車体自動洗浄機などの他、留置線や管理棟があります。
  • 名称/姪浜車両基地(空港線・箱崎線、1000N系・2000系車両)
    建物総面積/約27,200m2
    全敷地面積/71,500m2
    所在地/福岡市西区下山門4丁目1番1号
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  • 名称/橋本車両基地(七隈線、3000系車両)
    建物総面積/約25,900m2
    全敷地面積/約79,000m2
    所在地/福岡市西区橋本2丁目34番1号
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  • 種  別 車両検査期間 説  明
    列車検査 10日以内 運行状態に応じて行う車両の主要部分の検査
    3月検査 3ヶ月 車両の状態及び機能について行う検査
    重要部検査 4年 動力発生装置、走行装置、ブレーキ装置、その他の重要な装置の主要部分について行う検査
    全般検査 8年 車両の主要部分を取りはずして車両全般について行う検査
    臨時検査 大幅な車両改造等を行った時等に行う検査

橋本車両基地での車両点検姪浜車両基地での車両点検

橋本車両基地での車両点検

列車検査

列車検査は10日を超えない期間ごとに行う検査で、約60分の時間を掛け、作業者2名、監督員1名で車両の主要部分について在姿の状態で検査を行っています。3000系車両の特徴であるリニアモータ(LIM)は、列車検査線に設置したLIMギャップ測定システムにより厳しい寸法管理を行っています。

リニアモータ(LIM)

リニアモータは、従来のような回転型モータではなく,その名(リニア=直線)の通り回転運動のかわりに直線運動を行うことにより加速と減速を行います。下の図に示すように、回転型モータを切り開いて水平に伸ばした形状をしており、回転型モータの1次側(ステータ)に相当するのがLIM、2次側(ロータ)に相当するのがリアクションプレートと呼ばれる軌道間に敷設された導体です。

LIMギャップ

リニアモータとリアクションプレートの間隔のことを指します。この間隔は常に適正値を保たなければなりません。LIMギャップ測定システムでは、この間隔を自動で測定し検査効率の向上に寄与しています。

3月検査

3月検査は、3月を超えない期間ごとに行う検査で、1編成2日工程で、車両の状態及び機能について検査を行っています。1日目は作業者6名、監督員1名で気吹線にて在姿検査、寸法測定を中心に実施し、2日目は作業者4名、監督員1名で月検査線にて絶縁試験、車上検査を中心に実施しています。



気吹線(3月検査1日目の検査場)

気吹線には、主に床下機器類(特に台車周り)の気吹時に飛散する塵埃を集塵するための大型集塵装置が全部で10台設置してあります。ダンパの切り替えを行うことにより、車載状態での車両用クーラー気吹時の集塵にも使用します。

軌陸車(3月検査2日目に使用)

月検査線における車両連結の様子です。
3000系車両は、軌道間に設置したリアクションプレートがない場所では自力走行ができません。そのため、リアクションプレートを設置していない月検査線では、この軌陸車で車両を連結し所定の点検場所まで牽引します。
また、軌道上のみでなく、車のように路面も走行できることから、隣の軌道への移動もできます。

重要部・全般検査

重要部検査は、4年を超えない期間ごとに、動力発生装置、走行装置、ブレーキ装置、その他の重要な装置の主要部分について行う検査です。全般検査は、8年を超えない期間ごとに、車両の主要部分をすべて取り外して車両全般について行う検査です。1編成2ヶ月~3ヶ月工程で行います。列車検査、3月検査は在姿の状態で検査を行いますが、重要部・全般検査は台車やパンタグラフといった主要部分をクレーンなどを用いて車体から取り外し、分解・検査を行います。
 分解・検査を終えたら再び車両を組み立て,車両基地構内で試運転を行い、異常の有無及び各基準を満たしているのか確認します。その後、実際に七隈線本線で試運転を繰り返し行い、最終確認をした後、本線の営業に使用します。

車体上げ・車体載せ

車体上げとは、車体をクレーンで吊り上げ台車から切り離す作業です。台車はさらに輪軸、LIMなどに分解して整備・検査を行います。
車体載せは分解し、整備・検査を終えた後、車両を組み立てる作業のことです。切り離した車体と台車をクレーンを用いて接続します。
この後、屋根上の機器の取り付けをおこない、各種類の組み合せ試験に移ります。

磁粉探傷

磁粉探傷とは、台車等にできた亀裂や傷を見つける検査方法の1つです。まず検査する部品を磁化します。このとき、部品に亀裂などがあった場合は亀裂部分から磁束が漏れ出します。磁粉を散布して亀裂部分から漏れ出した磁束に吸着させ、部品の表面近傍にできた亀裂などを発見します。

台車洗浄・塗装

環境に配慮して溶剤、薬剤の使用を削減するため、高圧温水洗浄による台車洗浄装置、水性塗料による台車塗装装置を使用しています。台車洗浄装置及び台車塗装装置はロボットを備えており、台車の自動洗浄や台車枠の自動塗装を行い、作業の効率化にも貢献しています。

車輪削正

車輪削正とは、長期間の走行によって摩耗した車輪やブレーキディスクなどを車輪旋盤を用いて正規の形状に削る作業です。この作業により適切な制動力の確保や走行中の振動の低減など安全・快適な運行に貢献しています。

3000系車両 全般検査広報動画

姪浜車両基地での車両点検

姪浜車両基地では、10日以内に1回行われる列車検査、3ヶ月以内に1回行われる3月検査、4年以内に1回行われる重要部検査、8年以内に1回行われる全般検査の4種類の検査を行っております。


3月検査1日目(車両の在姿検査)

  • 朝のミーティング前日の検査の報告等、当日の検査計画の確認及び車両基地構内作業の確認等を行う。
  • 検車庫1番線にて検査姪浜車両工場では検査を行う際に使用する検車庫という車庫があり、1番線、2番線、3番線と電車3編成を同時に留置させることができます。 3月検査は検車庫1番線で行われます。
  • 気吹き作業車両に付着した埃やゴミ等を空気(エア)を使用し除去します。
  • 空調装置のフィルター交換車内の天井に設置してある空調装置のフィルター(ロールフィルター)の交換作業を行います。
  • ドアの動作確認手動でドアを開閉させ、スムーズな動作を確認します。
    その他,車内の状態の点検を実施します。

  • 車内後検査車内での作業終了後、「後検査」を行います。
    後検査とは、作業終了後の最終的な動作確認及び状態を確認するものになります。




    ここで行われる後検査は作業が終了した車内について実施します。 車内で使用しているNFB(ノンヒューズブレーカー)の動作確認、ドアの開閉動作確認、その他車内の状態について,後検査を行います。
  • 断流器検査断流器の状態を点検し、清掃・研磨を行います。
    その後は、断流器の接触面・動作等について後検査を行います。
  • 床下作業車体の真下に入り、台車・床下機器類の点検・清掃を行います。
  • 屋根上作業パンタグラフや列車無線に使用するアンテナ等、屋根上機器類の点検・清掃を行います。

  • 車外後検査在姿検査作業終了後は、床下機器箱内、床下、屋根上、それぞれについて後検査を行います。

3月検査2日目(車両総合試験(ACT)

  • 朝のミーティング前日の検査の報告等、当日の検査計画の確認及び車両基地構内作業の確認等を行う。

  • 絶縁試験準備試験線を車体に取り付け、
    絶縁試験の準備を行う。





    作業員が試験線を取り付け、
    作業責任者が確認を行う。
  • 絶縁試験検車庫内にある操作室にて絶縁試験を開始します。絶縁試験とは、車両各部の電気的絶縁性能を確認する試験です。
  • 車両総合試験(ACT)準備試験線を車体に取り付け、車両総合試験(ACT)の準備を行います。
  • 車両総合試験(ACT)福岡市空港線・箱崎線を走行する電車は6両編成です。両端をそれぞれ1号車、6号車と呼んでおります。まず、1号車運転台にて車両総合試験を開始します。1号車終了後、6号車運転台に移り、同様に車両総合試験を行います。
     1号車終了後,6号車運転台に移り同様に車両総合試験を行います。

  • 車内及び床下後検査車両総合試験(ACT)終了後、電車全体の最終的な後検査を行います。
  • ブレーキ確認運転台にてブレーキ操作を行い、作業員が直接目視にてブレーキの動作確認を行います。
  • 非常発報確認運転台(1・6号車)にて非常発報ボタンを押下し動作確認を行います。
  • 入換確認検査終了後、検車庫から洗浄線への入換確認を行います。
    ※入換確認とは、基地構内で実際に電車を走行させ、お客様へ安全な電車を提供するための最終確認のことを言います。
  • 自動洗浄後、洗浄線へ検車庫から洗浄線への電車を移動させる際、自動洗浄装置を通過し、車体の外板清掃を行います。
    3月検査終了後の翌日は、基本的に車体内外にわたる大清掃を行います。
    大清掃終了後は、再び営業に使用されます。
  • 1000N系車両列車検査

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